2022年おすすめ韓ドラのご紹介!
韓国ドラマをみはじめた時はイケメンが出てくるドラマを主に見まくりましたが、現在は深みのある作品に惹かれます。
「私の解放日誌」は魅力ある俳優陣、ストーリーの緻密さ、繊細さ、OST(音楽)、映像美と引き込まれるドラマでした。
私の解放日誌
概要
この作品はソウルまで片道1時間半かけて仕事に向かう田舎町に住む3人の兄妹を中心に日々の葛藤をそれぞれの想いに沿って進みながら成長していく物語。
ネットフリックス全16話
まずは主人公の次女のミジョン(キムジウォン)カード会社で契約社員として働いているが、上司からはいつも難クセを言われ日々うんざりしながらも淡々と周りに合わせて生きている。
休日は畑仕事を手伝い、口数の少ない末っ子。
長女のギジョン(イ・エル)は愛を求め、時に感情が高ぶりやすい性格で田舎生活にうんざりしている。
長男のチャンヒ(イ・ミンギ)日々不満が渦巻いている少々頼りない長男ですが後半の変化に注目です。
寡黙な父、家族のために生きる母、田舎町で生まれた3人の兄妹が職場の人間関係や将来の不安、恋愛、結婚などの葛藤を通して成長し、平凡な毎日から抜けだすことができるか。
父の仕事を手伝う素性のわからない謎の男として描かれるク。彼の過去やどうしてここに来たのかなども中盤から描かれています。
出演者について
まず主人公の次女ミジョンを演じたキム・ジウォン。
私が好きなイ・ミンホ主演「相続者たち」での勝気なお嬢様ラヘル役、パク・ソジュン主演の「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜」ヒロイン役のエラ、カワイイけど勝気な女の子役が多い印象から、人間味のある女優さんに成長しててちょっとびっくりでした!
影のある、言葉少なく暗い性格のミジョン、クに対して時折見せる「喜び」の表現や笑顔がとっても良かったです。
このドラマはキム・ジウォン演じるミジョンじゃなくては成立しなかったとも思える作品でした。
謎多きクを演じたソン・ソック。
このドラマで彼を知った人はとても多いのではないでしょうか?
- ソン・ソック (Son Sukku)
- ハングル表記: 손석구
- 生年月日: 1983年 2月 7日(39歳)
- 身長/体重: 178cm, 73kg
ソン・ソック検索した人どれくらいいたのかな(笑)
素性の謎がわかってくる物語後半からのミジョンとクの関係性がとても素敵です。
正直、この2人のストーリー以外は早送りでもOKです・・・
長女役のイ・エル、長男役のイ・ミンギこの両氏の演技がうますぎてウザイ役どころの2人にイライラしました。
なので長女と長男のサブストーリー部分の後半は飛ばしまくりました(すいません)
解放とは、あがめるとは…
この物語のキモであるセリフ、ミジョンがクに放つ「私をあがめてよ」あがめなさいのセリフにはドキっとしました。
韓国語では「추앙」 推仰 読み方:チュアン
日本語訳では「崇める」なのでびっくりするのだけど、神のように褒めたたえなさい、という重くて神聖な意味ではなく、無条件に相手を応援する、事情を問わずに相手を受け入れる、大切に扱うという意味合いなのだと思います。
あがめることから始まっていくミジョンとクの関係がものすごくよいです。
この2人の変化を見事に演じ切っているキム・ジウォンとソン・ソック。
前半部分と後半部分、2人の表情の変化など見ててわくわくしちゃいました。
生きることが息苦しいと感じる人にはおすすめ、見終わった後には一歩を踏み出したくなるような作品です。
おすすめポイント
ほぼ誰とも話をせず、ミジョン達の父親の工場と畑仕事を手伝い、お酒ばかり飲んで景色をぼんやり眺めることしかしない謎の男クに職場では嫌味な上司に理不尽に怒られる毎日を送っているミジョンがクに私をあがめてよ、愛じゃなくてあがめてよ、と迫るシーン。
この「추앙」あがめる、という言葉は韓国でもあまり使わないらしく作品の中でもクはスマホで意味を調べ、そしてちょっとだけ微笑むような、まいったな・・・みたいな表情の演技にドキっとしました。
ネタばれですいませんが、クがこの家にやってきたのはミジョンを駅で見かけたからですよね。
最初からクはミジョンに好意を持っているんです。
(このあたりは物語中盤になってクがなぜこの田舎にやってきたかが描かれていく場面で見えてきます)
ミジョンもどこかでクが自分に好意をもっていることをわかっているから、私をあがめてよ、って言い放てたのだろうと思えます。
☛このあたりの細かい2人のやりとりがすごくいいのですw
後半にこの2人の関係がぐっと親密になるのですが、クのミジョンに対するあがめ方が・・・
まぁ、かわいいというか、クを演じているソン・ソックの演技が、もうやばいっす。
後半、クとミジョンが数年ぶりに再会、ラブラブっぷりがもう最高。
控えめな2人のあふれんばかりの「好き」の表現が、もう、いいんですよ~💜
ドロドロ愛憎劇でもなく、ただ、相手を応援するというクに対するミジョンの愛、それを全力であがめるク、この2人の言葉少ないやりとりをずっと見ていたい、そんな気持ちになりました。
この作品は、ミジョンとクと出演者それぞれの解放がテーマにもなっています。
解放とは、自分を受け入れ愛していくため丁寧に自分と向き合っていくことで自分を変化させていく。
このテーマがなかなか深いのです。
ミジョンとク以外の寡黙な父(途中で妻が急死し後妻を迎えることになります)の変化、長女のギジュンの恋の行方、シングルファーザーであるテフンを愛することでの葛藤や悩みを解放しつつ答えを出していく。長男のチャンヒはコンビニチェーン店の社員から店主に、そして友人の死を看取とり…以外な天職に気がつく。
クの苦悩は朝起きると彼を悩ませる人々や亡くなった人までもが大勢自分の元にやってくるということ。それが原因で酒を飲むように…
クがミジョンに向ける笑顔のように、「毎朝やってくる人にそうやって笑ってあげて。そうやって迎え入れるのよ」とクもこうして解放されていく。
私は最終回だけは3回くらい見ちゃいました
ソン・ソックの存在感!
この作品でソン・ソックを知った人は、この人誰なの~~!
と、検索したはずです・・・
私はインスタ見つけて速攻でフォローしました!
https://www.instagram.com/sonsukku/
2021年にソンソックの監督した短編映画「UNFRAMED/アンフレームド」の中の「再放送」という作品があります。
4人の俳優が監督に挑戦したオムニバス映画。
こちらの作品はWATCHAのみで観ることができます。
1か月無料あり:月869円 WATCHA
2022年7月に日本公開の「恋愛の抜けたロマンス」韓国映画に出演。
こちらの映画の配信などはまだ未定のようです。
クを演じたソン・ソックがラブコメ系映画で恋愛や仕事でサエない役を演じているので観てみたいですね。
つらい時には・・・
このドラマを見たあと、私の中にもやや変化が起きました。
春から派遣で入った某会社のアシスタント事務の仕事で自分に自信が無くなり笑うこともなくなり、私はダメな人間だ、と落ちていく。
嫌味な女上司の威圧的な態度や言動は今までの自分の人生ではなかったほど自己肯定感が下がりました。
そんな時に見たのが「私の解放日誌」でした。
身近な人にお願いして崇めてもらいましょう。
大切にしてもらいましょう。
すると少しづつ前向きになってきます。
気がつくとそこは自分の居場所ではないことに気がつきます。
長居は無用です。派遣など契約で就業している場合は更新せずにさっさと退職しましょう。
これが私の解放でした!
今はおかげ様で元気を取り戻し、毎日私は幸せ者だな~と感じられるようになりました!
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